Tetsu=TaLowの雑記(はてブロ版)

しがない大学教員が琵琶湖のほとりから呟きます

新年のメインマシン新調(LIFEBOOK SH90/M or WS1/M簡易レビュー)

新年明けましておめでとうございます。
立命館大学に移って最初の正月を迎えました。おかげさまでなんとか新しい環境にも慣れて参りまして、研究室も徐々に立ち上がってます。昨年配属された3回生が今年卒研を始めるので、彼らを連れて今年は学会などにも顔を出していこうと思っていますので、皆様よろしくお願いいたします。

さて、新年早々久々に記事書く割にはどうでもいい話なのですが、結構長く使ったメインノート機のLet's Note SX1をこの正月休み中に引退させることにしました。一番の理由が、ちょっとキーを1つ壊してしまったこと(キートップを外して掃除するときにちょっと失敗…情けない)。時々画面の広さがもう少し欲しいなと思うこともあった(最近仕事ででかいExcelと格闘することが多くて)のがもう一つの理由。さらに、Haswellを待ってたのでラインナップがそろった時点が買い替え時かと思っていたのもあります。とはいえお気に入りの機種ではあるのでサブマシンとしてまだしばらく使い続ける気ですが。
ということで昨年秋ごろには新機種選定に入っていました。私がメインマシンに求めるのは長年だいたい決まってまして、優先順位順に

  • できるだけ長いバッテリ持続時間(目標は実使用で10時間、学会などでほぼ終日コンセントが確保できない時や、米国へ飛ぶ飛行機の中でコンセントがある席が取れなくても使い続けられること)
  • 大きな主記憶(今なら8GBは最低必要)
  • 広い画面(これから買うなら1920x1080未満は避けたい…)
  • 大容量のHDD(速度より容量重視で500GB以上狙いなのと、何かあったときにHDDだとデータ復活などやりやすいので未だにSSDよりHDDを選びがち)
  • アナログVGAの直接出力があること(変換アダプターとか持ち歩くのが面倒なので)
  • バッテリが取り外し交換可能なこと(酷使するので劣化が早く退役前に数度バッテリ買い替えることがある)
  • 可能ならHDDの換装がしやすいこと(容量が足りなくなった時だけじゃなくて、SMARTで見てエラーが増えてきたら予防保守的に交換しているので)
  • 可能ならフロントカメラとマイクあり(最近Skypeなどの使用頻度すごく高いので)
  • 出来るだけ国内メーカー(ノート機くらいしかこの国は戦えてないところ、最近それも危ういので応援のつもりで)
  • 重量は2kg以下ならまぁいいや
  • 光学ドライブついてると少しうれしいかな(DVDでいい、BDはまだ要らない)
  • 鞄にギュウギュウ詰め込んでも大丈夫なくらい頑丈だといいな

という感じ。この条件によくマッチするのがやはりLet's Noteなので、最近はSシリーズやJシリーズ、SXシリーズを買って過ごしてきました(Jシリーズは特に気に入ってたのですが最近出なくなったのは残念ですね…)が、SXシリーズがなかなか解像度を上げてくれないのと、AXも魅力的だったんですがちょっと高すぎると感じて、ここ5年以上お世話になったLet's Noteにサヨナラして久々に他のシリーズにすることにしました。VAIO Duo 13やPrp 13も魅力的でだいぶ迷ったのですが、店頭で見てその剛性と超高解像なディスプレイに魅力を感じて選んだのが富士通のLIFEBOOK SH90/M。結果的に店頭モデルではなくWeb通販のモデルにしたので、型番が変わってLIFEBOOK WS1/Mです(なぜ型番を変えるんでしょう…ややこしい)。CPUをCore i7-4500Uに、メモリを10GB、HDDを1TBにして、ついでに予備のバッテリパック(L)を買っても合計193,670円。この内容にしてはまぁ安いんじゃないでしょうか。Let's NOTEにする前はずっとFMV LOOX TやLOOX Rをシリーズ買いしてた時期もあって(サポート記録調べたら合わせて2002年からほぼ毎年、6台も買ってました!)、富士通にはなじみがあります。
実は注文したのは11月6日だったのですが、届いたのが11月20日。その後も忙しくてなかなかマシン移行のチャンスがないまま1か月以上経ってしまいましたが、冬休みに意を決して環境の移行を開始しました。
というわけで、まだ使い始めたばかりなのですが簡単にレビューを。本機種は上記の条件を全て満たすという意味では大変満足しています。なんといっても画面が広い!広すぎて細かいので拡大を適当にしないといけませんが、PDFを見るときなどは大変見やすく助かります。加えてよいなぁと思ったのはとにかく剛性があるボディで、たいへん安心感があります。キーボードも、少しストロークが浅いかなと思いますが慣れれば大丈夫。SX1に比べると横幅に余裕があるのでキーピッチが変則になってないのはいいですね。
ただ、あえて難点を挙げると以下のことが気になりました。

  • バッテリが思ったより持ちません。私の実使用だと省電力モードにしても6~7時間くらいという印象。もちろんJEITA測定法は現実とかけなはれているのは分かってますけど、今までのLet's Noteに比べると、公称16時間のSX1が私の実使用で8時間十分いけたのに、なぜ公称21時間のWS/1がそれより早くバッテリーへたって来るの?という感じです。何が電池を食っているのか調べて最適化していこうとしていますが…。なおバッテリーがあまり持たないのはPC Watchのレビューでも指摘されていたところ。ただ、バッテリー交換可能*1なので、予備バッテリー持ち歩けば問題なく使えそうです。光学ドライブ外して補助バッテリーにすることも考えましたが、あまり容量が増えないので今回は避けました(そういや、かつてLOOX Tでは光学ドライブを補助バッテリーと交換して使ってましたが)。
  • 細かいことですがタッチパネルなので、ディスプレイとベゼルの間に段差がありません。このため、プライバシーフィルターをシールで張り付けるしかなく、着脱式にできませんでした。私は新幹線などでもずっと仕事してるのでプライバシーフィルターは必須なのですが、他の人にプレゼンなどする際にはよく取り外します。それができないのが少し残念。
  • 私はタッチパッドを小刻みに擦るようにして使う癖があって、そのためたびたびカーソル移動するつもりなのに小刻みすぎてタップと勘違いされてしまうので、タップ機能はオフにしてクリックを多用するのですが、WS/1のタッチパッドのクリックはかなり固めです。クリック時の音も大きく、キー打鍵音が小さいだけに目立ちます。会議中にクリックするのが憚られる感じ(まだやってませんが)。まぁせっかくのタッチパネルモデルですし、そういう時は画面タッチで逃れたらいいのかもしれませんし、この際訓練してタップ機能を使えるようにしたらいいのかもしれませんが…
  • オンボードのメモリが2GBってのは大変残念で、ここは頑張って4GBにして欲しかったです。そうすれば12GBまで拡張できたのに。まぁ10GBでも不足というわけではないですが、HDD使用だと大きければ大きいほどあり難いので。

もしこの機種を検討されてる方がいらっしゃったらご参考にどうぞ。

*1:但しホットスワップはできません。ACアダプタを繫いでいてもバッテリーを抜くと電源が切れるし、デフォルトでは電源ボタンを押してもハイバネーションしない(スリープするだけ)なのでご注意を。私もスリープ状態でバッテリ交換して失敗しました…